イーサリアム上のdApps(分散型アプリ)開発などで有名なコンセンシスが、最大50%~60%の人員削減を進めるか計画しているとThe Vergeが20日に報じた

The Vergeが入手した文書によると、コンセンシスは育ててきたスタートアップである「スポークス」の大半を切り離す予定。コンセンシスは50を超えるスポークスを抱えていると見られる。一方、メタマスクに代表されるような、dApps開発を容易にする「コアなイーサリアムのツール」を開発するスポークスは残る見通しだという。

ある関係者は「2週間前に雇った人を解雇している」と批判。「妊娠した人を解雇するようなものだ」と不信感を募らせたという。

イーサリアムの共同創業者ジョセフ・ルービン氏が設立したコンセンシスは、仮想通貨相場が下落する中、逆風にさらされている。

3日には、従業員に対して「現状のままでは存続できない」という旨を書いた手紙を送っていたことが報じられた。また、7日には13%のスタッフが解雇されたという報道が出た

さらにルービン氏の経営手腕を疑問視する声も出ている。

フォーブスは、ルービン氏について相場の調子が良かった時は「すべてにイエスと答える」人物であり、コンセンシス内では収入を生み出すプレッシャーがなかったいう関係者の証言を報じた。