米コロラドのプエブロ群最大の医療センター「パークビュー医療センター」のシステムが、仮想通貨ランサムウェアのハッキング攻撃を受けた。4月24日にフォックスニュースが報じた。

同システムには患者の情報が保存されており、運用不可能な状態になった。同医療センターはハッキング被害を認めている。

「4月21日木曜日、パークビュー医療センターは、多数のITシステムが機能停止となるサイバーインシデントの標的となった。」

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でサーバー攻撃の全体の数は減少しているものの病院などへのランサムウェア攻撃はまだ見られていた。

同医療センターは、フォックスニュースに対し、紙ベースの記録に移行して患者の追跡や対応を行っていると述べている。

「同インシデントが発覚したことを受け、パークビューは即座に第三者の犯罪関連専門家が調査に入った。我々の最優先事項は患者のケアだ。ケアを行うレベルや質において、患者にはいかなる影響もない」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン