英国のデジタル資産管理会社コインシェアーズは、英金融行為監督機構(FCA)が仮想通貨の上場投資証券(ETN)を禁止する提案をしたことに対し、抗議する書簡を9月23日にウェブサイトに公開した。
コインシェアーズは、FCAはETNを禁止するための十分な証拠を示していないと抗議。消費者が商品を取引できなくなると警告した。
「我々は、同禁止案を正当化する十分な証拠をFCAが提供していないと考える。FCAは、仮想通貨やETNなどの商品が原因とされる被害に対する説明において、正当な努力をほとんどしていない」
コインシェアーズは、消費者らも同案に反対するよう呼び掛け、抗議への署名やFCAに直接メールをするよう呼び掛けている。
「反応することで、こういった提案と闘う我々を支持することを願う(中略)。こういった方針への抗議をFCAがもっと受ければ、状況を察して提案を断念するだろう」
英国では先日、同国の裕福なミレニアル世代の2割がビットコイン(BTC)などの仮想通貨に投資しているとの調査結果を、ロンドン拠点の法律事務所Michelmores(ミシェルモアーズ)が発表している。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版