仮想通貨データサイトのコインマーケットキャップは、流動性を基に取引所やトークンペアを比較する新たな評価方法を公開した。11月12日にシンガポールで開催された同社のカンファレンス「ザ・キャピタル」で発表した

新しいメトリックスには3000種類の仮想通貨からデータを取り入れているとしている。市場操作を排除するために、データを分類するアダプティブデータを採用している。

また、今回取り入れた評価方法により、取引量のみに依存した体制を脱却する狙いがある。

チーフ・ストラテジーのキャリライン・チャン氏は、「取引量は評価方法としての価値を失った」と述べる。コインマーケットキャプの狙いは、取引量から切り離したところに焦点を移すことだ、としている。

「今日、我々は、投資家とトレーダーらにとって最も重要である項目、『流動性』に焦点をあてた新たな測定基準を紹介する。この我々の流動性メトリックスで、取引量ではなく流動性の観点を推奨することで、仮想通貨市場に公益を提供できることを期待する

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン