コインチェックは27日、ノンファンジブルトークン(NFT)を仮想通貨(暗号資産)と交換できるNFTマーケットプレイスの事業化について検討を開始したと発表した。2020年度内のサービス提供開始を目指す。
コインチェックはサービス提供開始を目指すにあたり、NFTマーケットプレイスへの参加企業の募集を開始した。NFTは、ブロックチェーン上に記録された固有の値や情報を持った非代替(ノンファンジブルな)なトークンであり、ブロックチェーンゲームのキャラクターやアイテムなど、アートワークなどが代表例だ。
出典:コインチェック発表資料
コインチェックでは、今後デジタルトランスフォーメーション(DX)が注目される中で、NFTへの注目も高まると考えている。
「近年では、NFTを用いた動産(コンテンツ・美術品・自動車)や不動産等の流通・売買サービス、NFTを担保としたレンディングサービスが登場するなど、あらゆる産業のデジタル化を促進する手法の1つとされており、昨今の新型コロナウイルス感染拡大によりDX(デジタル・トランスフォーメーション)に注目が集まる中で、今後さらにNFTに注目が集まることが予想されます」
コインチェックでは、自社のサービス上で「NFTマーケットプレイス」を展開し、ユーザーの仮想通貨口座から簡単に決済できようにし、またNFT専用のウォレットによってユーザーが秘密鍵の管理をすることなく取引できるようになるという。