暗号資産取引所コインチェックの親会社であるコインチェックグループN.V.(CCG)が、2024年12月11日(米国東部時間)に米ナスダックに上場する。ティッカーシンボルは「CNCK」で、同社の株式取引が開始される。

ナスダック上場で信頼性と成長を加速

CCGは、オランダのアムステルダムを本拠地とする持株会社で、暗号資産およびweb3分野での事業拡大を目指している。今回のナスダック上場を機に、グローバルな人材採用、企業買収、資本業務提携を推進し、業界内での競争力を強化する計画だ。

コインチェックの蓮尾聡会長は、11日の発表で「今回の上場は、暗号資産産業にとっての重要な前進であり、新しい価値交換の手段として暗号資産の可能性をさらに広げていく」と語った。

また井坂友之社長は「テクノロジーと暗号資産の未来を信じるステークホルダーと共に新しい産業を創造する」とコメントしている。

上場の背景と今後の展望

コインチェックは2022年3月、米国の特別買収目的会社(SPAC)であるサンダーブリッジ・キャピタル・パートナーズIV(THCP)と合併契約を締結。CCGとTHCPとが統合する形でナスダックへの上場を目指していた。

今年11月には最終手続きが完了し、12月にもナスダックで取引が開始される見通しと発表していた。

上場時点でCCGの時価総額は約16億ドルであり、その約80%を親会社であるマネックスグループが保有する。

発表によれば、CCGはナスダック上場企業の強みを活かし、暗号資産取引所事業を核に、グローバルプレイヤーとしての地位を確立する方針だ。一方、国内では暗号資産取引サービスの拡大に取り組んでおり、国内外での事業拡大を進めていくことになりそうだ

ビットバンクも株式上場目指す

コインチェックは国内の仮想通貨取引所としては初めての株式上場となるが、競合であるビットバンクも株式上場を目指している。

ビットバンクの27%の株式を持つミクシィは今年7月、ビットバンクの東京証券取引所への上場に向けて準備を行っていると発表した。12月10日、ビットバンクの廣末紀之社長は記者向け説明会で「あくまで個人的な願望」と断った上で、「年内の上場を目指したい」と語っていた。

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