米国に拠点を置く仮想通貨取引所コインベースは、イーサリアムがブロックチェーンをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行する際、特定のトークン入出金を一時的に停止すると発表した。

火曜日のブログ投稿によれば、「マージ」イベントの間、コインベースは移行を処理するために「予防措置として」イーサ(ETH)とERC-20トークンの入金と出金を「一時停止」するとしている。

コインベースはまた、ETH2トークンを提供すると主張する詐欺師に対して警戒するようユーザーに警告している。コインベースは、仮想通貨ユーザーがマージ前にステークされたETHを受け取るために追加のアクションを取る必要はないと指摘している。

「ユーザーの観点からマージはシームレスになると予想されるが、このダウンタイムによって、移行が当社のシステムに正常に反映されたことを確認することがでる」としている。コインベースは「他のネットワークや通貨に影響が出ることはなく、当社の集中型取引商品におけるETHおよびERC-20トークンの取引に影響が出ないことを期待している」と付け加えている。

イーサリアムのコア開発者らは、「不測の事態」があり得るものの、暫定的なマージ日が9月15日になると予想している。イーサリアムのネットワークがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からPoSに移行した後、そのエネルギー消費量は急激に減少し、スケーラビリティが向上すると予想されている。