米最大の仮想通貨取引所コインベースが提供するウォレットが、イーサリアムクラシック(ETC)のサポートを開始した。同社の公式ブログが27日に伝えた。
イーサリアムクラシックは2016年にイーサリアム(ETH)からハードフォーク(分岐)して誕生した仮想通貨だ。大きな話題となったDAO事件でイーサリアム・ブロックチェーンのハッキングに対する処置をめぐる意見の相違が発端となった。
27日のブログ記事では、コインベースウォレットのアプリが「今後数日で」アップデートされ、その後ユーザーはETCの残高確認、送金、受取が可能になるという。すでにコインベースウォレットを使用しているユーザーの場合、ETCのアドレスは現在のETHのアドレスと同一のものとなる。
ETCに加え、コインベースウォレットはETHと「10万種を超えるERC20トークン」の保管、送金、受取をサポートしている。
すでに報道されている通り、コインベースが取引所でのイーサリアムクラシックの取り扱いを最初に発表したのは今年6月のことで、当時は同通貨の価格が一気に跳ね上がった。8月上旬に取り扱いが開始された後、ETCはコインベースのインデックスファンドにも組み込まれた。
8月にはさらに、仮想通貨取引・ウォレットサービスのビットレックスが米ドル対ETCの通貨ペアの取り扱いを開始した他、仮想通貨取引アプリのロビンフッドも同通貨のサポートをアナウンスした。
この記事が書かれた時点でETCは時価総額ベースで全仮想通貨中17位の仮想通貨となっている。日本時間で28日午前時点では、前日比で5.75%上昇中だ。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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