米国最大の仮想通貨取引所コインベースが、米国で議論を呼んでいるスタートアップ「クリアビューAI(Clearview AI)」の顔認証ソフトウェアを使っていることが明らかになった。バズフィードが2月27日に報じた

バズフィードの内部文書や公開文書によると、米国司法省やメイシーズ、ウォルマートを含む2200社以上がクリアビューを使っていた。クリアビューAIは、SNSからウェブサイトからデータを抽出することで数十億枚の顔写真をデータを保有している。

クリアビューは、グーグル、フェイスブック、ツイッターなどからユーザーの同意なしにデータ抽出を行っているとして訴訟の警告を受けている。

クリアビューのソフトウェアは、SNSから抽出したデータと人々の興味をマッチさせることができるという。

コインベースはクリアビュー利用について「セキュリティーとコンプライアンス上の必要性」から使っていると説明。顧客データと一緒には使っていないと述べたという。

「我々のセキュリティとコンプライアンスチームは、従業員とオフィスを物理的な脅威から詐欺から守るためのテストとしてクリアビューAIを使っている」