コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、米国のトランプ大統領が仮想通貨を強く支持していることを受け、米国内での雇用を積極的に拡大することを明らかにした。

アームストロング氏はXへ投稿した動画の中で「コインベースが今年、米国で約1000人の新規採用を計画している」と述べた。

ストックアナリシスの最新データによると、コインベースは現在3772人の従業員を抱えており、今回の採用計画が実現すれば、人員は約27%増加する見込みだ。

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Source: Brian Armstrong

アームストロング氏は、ワシントンDCのホワイトハウス前で撮影した動画の中で、ホワイトハウス仮想通貨サミットに参加したことを報告。同サミットには、ジェミナイ創業者のタイラー・ウィンクルボス氏とキャメロン・ウィンクルボス氏、ストラテジー創業者のマイケル・セイラー氏、クリプト・ドットコムのCEOであるクリス・マルシャレク氏など、仮想通貨業界の主要人物が出席した。

「仮想通貨業界に活力を吹き込む」

「ホワイトハウスでのデジタル資産サミットを終えたばかりだ。素晴らしいイベントであり、業界にとって歴史的な瞬間だった」とアームストロング氏は述べた。また、「トランプ大統領が仮想通貨業界に再び活力を吹き込んだ」とも語っている。

一方、コインベースはわずか2年前、現在と同規模の人員削減を実施している。同社は2023年1月、仮想通貨市場の低迷(いわゆる「仮想通貨の冬」)を受け、950人の従業員を削減する計画を発表した

当時アームストロング氏は、「コインベースは十分な資本を持っており、仮想通貨が消滅することはない」と強調しつつ、「適切な業務効率を維持するために、人員削減が必要だった」と説明した。

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