コインベースは新しいサブスクリプションサービス「コインベース・ワン」を35カ国で展開する予定だ

当初は、イギリス、ドイツ、アイルランドの顧客のみがコインベース・ワンを利用できる。5月18日の発表によれば、コインベース・ワンは、取引手数料ゼロ、ステーキング報酬の増強、調査会社メサーリやコイントラッカーなどの業界のプレーヤーとのパートナーシップを通じた独占的な特典を提供することを目指しており、月額29.99ドルの料金が設定されている。さらに、コインベースは、他のパートナーと協力し、メンバーに追加の特典を提供する計画だ。

コインベースはまた、新しいサブスクリプションサービスがメンバーに24時間体制の専用サポートチームのアクセスを提供し、メンバーが電話で支援を求めるとすぐに技術的な問題に対するサポートを受けられるとしている。さらに、このサブスクリプションサービスは、米国のメンバーに税務申告プロセスの簡素化となる取引の自動整理サービスも提供するという。

5月2日にコインベースはコインベース・インターナショナル・エクスチェンジを立ち上げた。これは、仮想通貨のデリバティブ取引を目的とした新たな機関投資家向けのプラットフォームだ。コインベースがグローバルプラットフォームの導入を通じて国際的に事業を拡大する戦略的決定のニュースは、同社が米国で直面する規制問題のため、海外に移転するためではないかとの憶測も呼んだ。だがCEOのブライアン・アームストロング氏は、依然として「100%米国市場にコミットしている」とユーザーに保証している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン