仮想通貨取引所コインベースは、デジタル資産政策の形成を支援するため仮想通貨専門のシンクタンクを立ち上げた

新しく設立されたコインベース・インスティテュートは、仮想通貨とWeb3に関する研究を行っていく。

このシンクタンクではハーマイン・ウォン氏がディレクターとして調査研究を率いていく。ウォン氏は以前、米証券取引委員会(SEC)の経済リスク分析部門などでの勤務経験がある。

コインベース・インスティテュートの諮問委員会も設立され、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、ミシガン大学などの研究者が参加している。

新しいシンクタンクは19日に一番最初の研究レポートを公開している。仮想通貨と気候問題をテーマとしたもので、ビットコインとプルーフ・オブ・ワーク(PoW)の電力消費の問題を取り上げている。仮想通貨や金融のマーケットを分析した月次レポートの第1号も公開している。

今回のシンクタンク設立のほか、コインベースは積極的に情報発信にも取り組んできている。2021年5月に「コインベースや仮想通貨に関する誤った情報と戦うため」にファクトチェックポータルを立ち上げている

コインベースはまた、米国での中間選挙に先駆け、2022年2月に政治行動委員会(PAC)を設立している。仮想通貨支持派の議員を資金面で支援するつもりだ。