米国最大の仮想通貨取引所であるコインベースは、2020年9月にマイクロストラテジーが4億2500万ドルでビットコインを購入した際のプラットフォームだったと発表した。マイクロストラテジーのビットコイン購入は機関投資家が2020年にビットコインを購入した最大規模の事例の一つだ。
コインベースで機関投資家向けの営業責任者であるブレット・テジバル氏は1日、購入の詳細と機関投資家向け販売の円滑化の狙いを明らかにした。
「当社の高度な執行能力、仮想通貨業界をリードするプライムブローカープラットフォーム、そしてOTCデスクを利用して、マイクロストラテジーに代わって大量のビットコインを、市場を動かすことなく購入できた」
ブログ記事によると、マイクロストラテジーがコインベースを選んだのは注文がスムーズなことやアルゴリズム取引ツールなど多くのマーケットツールを提供していることが理由だという。
コインベースは、4億2500万ドル購入のために5日間に渡って取引を実行する「時間加重平均価格(TWAP)」アルゴリズムを用いた大規模な取引の実行を行なった。
5日間でまず2億5000万ドルの初期投資を行い、次いで1億7500万ドルをビットコインに追加投資し、投資総額が4億2500万ドルとなった。
コインベースは多くの機関投資家が仮想通貨を購入することを支援する意向を表明している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン