コカ・コーラのIT運用を管理するテック企業のコーク・ワン・ノースアメリカ(CONA)は、ブロックチェーン技術を使い、サプライチェーンの効率化を図る。ビジネス・インサイダーが11月6日に報じた

ドイツのソフトウェア会社SAPが開発したサプライチェーン管理向けブロックチェーンソリューションを使用して、コカコーラの容器を製造し、飲料を充填・販売する「ボトラー」のトランザクションを容易に追跡できるようになるという。

CONAは、複数のボトラーから寄せられる16万近くのオーダーををひとつのプラットフォームで管理しており、労力とコストが課題となっていた。シニアマネジャーのアンドレイ・セメノブ氏は、以下のように述べている。

企業間や複数の当事者間に渡る数々の取引は、非効率的だ。仲介業者を経ているため非常に遅い。我々は、これを改善して節約できると感じた

ブロックチェーンを活用することで、通常50日間かかるオーダー照合がわずか数日で完了すると期待する。分散型台帳技術で、年間収益で210億ドル(約2兆3000億円)規模とされるネットワーク上のすべてのボトリング業者のトランザクションがリアルタイムで詳細にわかる。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版