ブライアン・ケリー、ケリー・エバンス、デイビッド・フェイバー、サラ・エルセン氏らCNBCのアナリストたちが、最近のビットコインの価格高騰についてあるTV番組のプレゼンテーションの中で分析を行った。リアルタイム視聴者は何十万人と参加し、要因としては、需要の増加、中国やインドの通貨切り下げや、進む資本規制などが取り上げられた。

今週初め、ビットコインの価格が数か月ぶりに最高値を更新し、急激に上昇し始めた際に、バリー・シルバート氏を含む投資家や専門家たちは、間接的に、ビットコイン価格上昇のトレンドについて読み違え、予測できなかったアナリストや主要メディアを非難している。

 

 

しかしながら、ビットコインが900ドルを突破し、過去最高の時価総額14億ドルに達した際には、ビジネス・インサイダー、ブルームバーグ、フォーチュンなどの主要なメディアは、仮想通貨を幅広くカバーした上で、価格急上昇の潜在的要因を説明している。

大半の主要メディアは、ビットコイン価格急騰の原因となった特定の要因についていくつか指摘し損なった一方、CNBCのアナリストたちはその要因について3つ明示していた―

 

  • 需要の増加、供給の減少
  • ルピー、人民元切り下げと、資本規制の増加
  • ビットコインが500万ドルを下回り、買い手のパニックを引き起こしたこと

 

ブライアン・ケリー氏曰く

 

「先週、ビットコインの時価総額は130億ドルを超えました。これはアメリカの鉄鋼や、Twitter社よりも巨大です。これにはいくつかの基本的な要因が関連していると思われます―まずは古典的な部分、需要と供給です。つまり、中国とインドにおける需要が増えたことによるものです。人々は、ビットコインを仮想的な金として利用し、価値の蓄蔵を行っています」

 

ケリー氏や他のアナリストたちは、インドのような行き過ぎた通貨コントロールと規制に苦しむような国々は、ビットコインに頼る以外他に選択肢がないという点を強調しており、主に、金のような他のセイフヘイブン的アセットが没収されてしまう状況が起因していると語っている。

中国やインド、他の厳しい資本規制にあえぐ国々で需要が高まったことで、ビットコイン価格は上昇し続けるだろうと思われる。

 

ケリー氏曰く―

 

「1か月前、インドでは、国内の現金の86%が20分で利用できなくなりました。これは、本質的に、国を立ち行かせなくしたことと同義です。それから国民は、金融システムの外にある他の代替通貨を探し求めることになりました。ビットコインの需要はそこから生まれたのです」