仮想通貨ビットコイン価格は横ばいの動きが続いているが、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物取引がやや活発になってきているようだ。同取引所では昨年12月からビットコイン先物を扱い始めている。

同取引所の公式ツイッターによると、ビットコイン先物の第3四半期における日毎取引高は前四半期に比べ41%増加。今年第1四半期と比べると170%増となっている。

CMEのマネージングディレクター兼証券商品及びオルタナティブ投資・グローバル部長のティム・マコート氏によると、ビットコイン先物が徐々に活発化してきた背景にはアジア圏からのニーズがあるという。同氏によると、CMEのビットコイン先物取引の2割がアジア勢によって行われているという。米国以外ではアジアが半分のシェアを占めていることになる。

米巨大投資信託フィデリティや証券大手アメリトレード等のビッグプレーヤーによる仮想通貨相場参入のアナウンスが続いている中、ビットコイン先物へのニーズもさらに増えていく可能性がある。