インターネット上のウェブサイトやプラットフォームにネットワークサービスを提供するクラウドフレアが障害を報告し、多くの仮想通貨関連サイトのフロントエンドやソーシャルメディアでの通信へのアクセスが遮断された。
火曜日に公開されたシステムステータス更新で、クラウドフレアは午前11時48分(UTC)に「内部サービスの低下」を報告した後、修正を実施したと述べた。
「現在、この障害は解消されたとみられる」とクラウドフレアはステータス更新で述べた。「すべてのサービスが通常どおりに戻っていることを確認するため、引き続きエラーを監視している。」
この障害は、X、トゥルースソーシャル、コインベース、ブロックチェーンドットコム、レジャー、ビットメックス、トンコイン、アービスキャン、デファイラマなどのサイトのフロントエンドにアクセスしようとした多くのユーザーに影響した。一部のサイト(クラーケンなど)は他よりも早く「修正」を実施したと報告し、アクセスが回復したようにみられた。
ブルースカイやレディットなどのプラットフォームは、この障害の影響を受けなかったようだ。
コインテレグラフに対する声明で、クラウドフレアの広報担当者は次のように述べた。
「今回の障害の根本原因は、脅威トラフィックを管理するために自動生成される設定ファイルであった。このファイルのエントリー数が想定を超える大きさに膨らみ、クラウドフレアの複数のサービスでトラフィックを処理するソフトウェアシステムがクラッシュした。」
「今回のクラウドフレア障害は、デジタル経済がどれほど脆弱になっているかを示している」とトライブペイメンツの最高情報セキュリティ責任者であるファドル・マンタシュ氏は、コインテレグラフに共有した声明で述べた。「単一の上流プロバイダーに問題が発生すると、その影響は収まらず、ソーシャルメディアからEC決済、バックエンドの決済サービスに至るまで、産業全体に波及する。」
仮想通貨サイトとサービスは依然として中央集権的インフラに脆弱
多くの仮想通貨・ブロックチェーンプラットフォームが分散化を推進している一方で、クラウドフレアのような中央集権的サーバーに依存し続けている。10月には、アマゾン・ウェブ・サービスの障害により、コインベース、ロビンフッド、メタマスクが数時間にわたり停止した後、復旧した。
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