大手仮想通貨取引所クラーケンは17日、仮想通貨決済企業サークルのOTCデスク部門「サークル・トレード」を買収した。公式ブログで「仮想通貨業界で最も有名なOTCデスクの一つ」というOTCデスクの吸収でサービスを拡大する。

クラーケンは今回の買収によってアジアと中心とする新しい取引パートナーや資産の流動性を高めること、スプレッドを狭くすることによってより良いサービスを提供できるとしている。

一方でサークルは事業の再編成を進めている。退任が報じられたサークルの共同創業者であるショーン・ネビル氏と同じく創業者兼CEOのジェレミー・アレール氏は共同で公式ブログを更新

今回のOTCデスクの切り離しは同社のロードマップの一環で、今後はステーブルコインのプラットフォームに力を注ぐという。サークルは独自ステーブルコインUSDCに注力し、現在までに新たに280万ドル(約3億円)相当を発行している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン