中国の工業情報化省は17日、公式の仮想通貨の格付けを発表した。「国内の専門家」らは、28の仮想通貨の中から、イーサリアムを1位、ビットコインを13位にランキングした。
中国政府がランキングしたトップ5の仮想通貨は、イーサリアムが1位、次にSteem、Lisk、NEO、Komodoと続く。オンラインの仮想通貨ニュースアカウント「cnLedger」が中国地元紙の報道を英語で伝えている。
1/ Public blockchain ratings by China's ministry is out: #Ethereum ranks top of the 28 cryptos evaluated
— cnLedger (@cnLedger) May 17, 2018
Source (in Chinese): https://t.co/9jStIiFKcc
主要な仮想通貨28種類の格付けを皮切りに、中国の当局はパブリック型のブロックチェーンプロジェクトやほかの暗号資産などにも取り組みを拡大しようとしている。
今回の取り組みは先週、北京で開かれた会議でアナウンスされていた。
「国内の優秀な専門家と学者」が参加し、「技術」と「アプリケーション」、「イノベーション」の3つの指標をベースに格付けを行ったという。
イーサリアムは3つの指標すべてで非常に高い評価を受けている。これは今年1月に米国の格付け会社ワイスレーティングの仮想通貨格付けの同様の結果だ。
逆に、ビットコインは「イノベーション」の分野では一番高い評価を得ているが、「技術」と「アプリケーション」で点数を下げている。
中国の地元メディアCENは、「この結果は、第2世代ブロックチェーン技術の典型的な代表例が、イーサリアムであることを示している」と書いている。
ツイッターの仮想通貨コミュニティの中では、中国のロジックを理解できないといった声もみられる。以前、ワイス社がビットコインを「C+」と評価したときと同じような気分のようだ。