中国の検索エンジン百度(バイドゥ)は「度宇宙」(ザ・ユニバース)というブロックチェーンベースのゲームを制作した。そのゲームでは、ブロックチェーンの機能を使ってユーザーが自分の惑星を作るための「元素」を受け取る内容だ。コインデスクが8日に報じた。

 ウェブサイトでは、このゲームを「あらゆる種類の希少元素で作られた魔法の世界」と説明しながら「オープンブロックチェーンの惑星間旅行」だと説明している。このゲームのユーザーはそれぞれ探索可能な「独自の惑星」を持つことができる。

 サイトの説明では、ゲームが立ち上げられると各ユーザーはエアドロップでランダムに100の元素を受け取る。ユーザーが持つ元素が多いほど、惑星はより大きく成長する。それにより引力が増し、「神秘的な機能 」を利用可能にするより多くの元素を獲得できるようになる。

 今週初め、百度はマイニングで生じるエネルギー消費を削減するためのブロックチェーンプロトコルを発表した。「スーパーチェーン」と呼ばれるものだ。4月には既に、百度は著作権で保護された画像の権利侵害を防ぐブロックチェーンベースの画像権利プラットフォームをリリースしている

 ブロックチェーンベースのゲームは仮想通貨空間にとって新しいものではない。イーサリアムのクリプトキティーズは、子猫を集めるデジタルゲームで、昨年12月に1200万ドル以上の売上をあげている。