中国のビットコイン(BTC)マイニングの勢いが衰え始めているようだ。

ケンブリッジ大学の調査によると、ビットコインのハッシュレート(マイニングに使う電力量)の中国シェア分が、2019年9月75.63%から2020年4月の65.08%まで大きく下落した。

対照的にテキサス州を中心にマイニング業者が増加する米国は4.06%~7.24%へ増加。電気代の安いカザフスタンも1.42%~6.17%に増えた。

(出典:Cambridge Centre for Alternative Finance「国別月間ハッシュレート」)

5月12日には、ビットコインのマイニング報酬が半減する半減期を迎えた。半減期後に一部のマイナーの苦戦が指摘されているものの、今回のケンブリッジ大学のデータは半減期前のデータだ。

龍門キャピタルのサニー・ワン氏は、半減期後に中国のマイナーは今後1、2年で3分の2が消滅し、地方政府にコネがあるマイナーや資本力のあるマイナーしか生き延びられない世界がやってくると予想していた