中国・浙江省は、アリババグループのアント・フィナンシャルのブロックチェーンプラットフォームを使用して処理した医療請求額が417億元(約6500億円)に達した。同国のQNSBが11月18日に報じた。
同プラットフォームでは現在、一般市民は、オンラインで病院の予約や処方箋の受け取り、また、支払い、記録、医療請求書の保存ができる。
18日に現地で開催されたブロックチェーンイベントで、浙江省の金融部門は、10月28日時点で480の医療機関が同プラットフォームに登録していると発表した。10月時点で417億中国元(約6440億円)を処理したとしている。
医療文書の発行と承認に必要な時間の短縮を図ることができ、請求書の発行・支払いが96倍速くなったとされる。保険請求処理も12日間から3時間程度にまで短縮できているという。
中国のブロックチェーン専門の金色財経の今年6月の報道によると、同プラットフォームは2018年にテストに成功していた。当初11の総合病院と連携し、患者1人当たりの訪問時間が170分から70分に短縮できたとしていた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン