中国当局は、仮想通貨に対する姿勢とは裏腹に、ブロックチェーン技術に重点を置いたフィンテック産業の開発を積極的に行っている。
3月28日、中国のフィンテック産業の監視機構である工業情報化省は、2025年までにブロックチェーン技術開発の基準を改善する意向であると発表した。
この情報は、同省のウェブサイトで公開されたガイドラインの草案によるもので、「各界」からのブロックチェーン開発に関する意見も募集している。
中国は、今年中にブロックチェーンと分散型台帳技術の標準システムの設計レベルを明確にする計画で、4月28日までに国民が草案に対してさらなる意見を述べることができるようにする。
この開発は、中国の「中華人民共和国国家経済社会発展ビジョン2035」の5カ年計画で、特定の技術開発について2025年という期限を設定したことと一致する。
こうした動きにはデジタル産業も含まれ、ブロックチェーンは「より強く成長し、通信機器、コア電子部品、キーソフトウェアなどの産業の質が向上する」対象として挙げられている。