シカゴを拠点とするフィンテックスタートアップのフィンタンク社が米国の自主規制団体設立を目指していることがわかった。コインテレグラフに明らかにした。

シカゴオプション取引所(CBOE)の元トレーダーであるデビット・カルマン氏とフィンタンクのパートナーを務めるジョージ・ヴィコティッチ氏は「世界中の仮想通貨業界の規制に役立つだろう」と話した。具体的な立ち上げ時期については明らかにしなかった。

米国では米証券取引委員会(SEC)や商品先物取引委員会(CFTC)などが規制を進めている。SECはICOを取り締まり、現在ではXRPの証券に該当するかどうかの裁判が続いている。

カルマン氏は「SECとCFTCの動きは、健全な規制環境を構築するために自主規制団体が必要であることを示している」と指摘した。

カルマン氏によると、この自主規制団体はシカゴ地域だけのプロジェクトではなく、全米を対象にしたものだという。

「我々は説明責任や透明性、誠実さをもって行動し、最高の専門的基準とベストプラクティスを開発し、広める。教育やトレーニングなどのリソースを提供して、人的および技術的な能力を構築する。イノベーションを促進し、世界中の消費者やステークホルダー、より広範な公共の利益を保護する規制環境を提唱する」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン