仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンス(Binance)のジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)はツイッターでの積極的な情報発信をしていることで知られるが、これはバイナンスコミュニティのエンゲージメントに重要な役割を果たしているようだ。
CZはコインテレグラフに対し、以下のように明らかにした。
「ツイッターは我々のコミュニティと交流するための方法だ。これに私は自分の時間の約20%を使っている」
CZはバイナンスの発足以来、ソーシャルメディアによるコミュニティ形成に注目してきたという。当初、バイナンスが利用していたのは中国のチャットプラットフォームであるWeChat。ただ、500人のグループ制限があったことで、その後にスラックに変更した。
しかし、その後にスラックでセキュリティ問題が発生。現在はテレグラムで積極的に情報発信している。CZは「現在、私がそこに飛び込めば、すぐにAMAセッションになる」という。
「チャットをしている大量のユーザーがいるため、私が投稿したものは2秒間だけしか画面に表示されない。あまりにも速くスクロールされてしまうため、チャットの履歴を見るのは非常に難しい」
Twitterは効果的な手段
CZはツイッターが多くのユーザーが参加できることから、コミュニティエンゲージメントにはツイッターが有効であるとみている。ただ「個人的にはツイッターをするときに戦略的な目標はない」とし「ツイートするときは自分自身を見せているだけ」と話した。
一方で、バイナンスのツイッターアカウントに多くのフォロワーがいることは、同社がユーザーと積極的に交流した証拠だとCZは考えている。
「一部は、私のフィルター無しの表現であり、批判を伴うこともある。ツイッター界隈がその場をかき回そうとしても、私は決して誰かを傷つける意図はない。誰も完璧な人はいないし、私たちは誰もが失敗を犯してきた。私たちが誰なのか、どのように考えているのかなどを知ることは、コミュニティにとって重要なことだと思う」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン