フリップサイド・クリプト(Flipside Crypto)の最新レポートによると、チェーンリンク(LINK)は毎月100万LINKを費やし、ノードオペレーターに報酬を与えており、イーサリアムを大幅に上回っている。

リサーチャーは、月2回、50万LINKがノードオペレーターに送金されていることを確認した。

出典: Flipside Crypto LINKトークンのフロー

現在の価格では、このサポートは1ヶ月あたり約500万ドル(約5.3億円)、年間6000万ドル(約64億円)に相当する。一方、イーサリアム財団は今年、3000万ドル(約32億円)を支出する予定だ。イーサ(ETH)の時価総額はチェーンリンクの約15倍だ。

このチェーンリンクの積極的な支出は、中国のブロックチェンサービスネットワークテゾス(XTZ)のエコシステムとの統合といった重要なマイルストーンの達成につながっているようだ。これらの動きにより、LINKは史上最高値まで上昇した。

ブロックチェーンプロジェクトへの投資を行うフレームワーク・ベンチャーズ共同創設者のマイケル・アンダーソン氏は、LINKの価格が近い将来に25ドルまで上昇するとの強気予想を行っている

$16 billion node incentivization fund

チェーンリンクは2017年9月にイニシャル・コイン・オファリング(ICO)で3200万ドルを調達した。総供給量は10億トークンで、トークンセール中に35%が分配された。残りの30%は開発のために企業にリザーブされ、残りの35%はノードオペレーターにインセンティブとして割り当てられた。

出典: ICODrops.LINKトークンの配布先

3億5000万LINKを持つ「ノードオペレーター」ウォレットは、そのままで動かされていない。LINKの移動は、もともと5000万LINKが含まれていたウォレットからのものであり、残りのLINKは3100万超となっている。同様のウォレットがもう1つあり、これも約3700万LINKが残っている。どちらのウォレットも、Glassnodeによってチームウォレットとして識別されている

これらが実際にノードオペレーターに支払われたとして、3億5000万LINKをふくむウォレットから支払われていない理由はわからない。ただし、これらの情報はチェーンリンクから直接提供されたものではないことに留意する必要があるだろう。

これらのウォレットがチェインリンク財団に属していると仮定すると、これまでに少なくとも3150万9,569LINKがチェーンリンクの開発に費やされている。これは現在のレートでは約1億5000万ドル(約160億円)に相当する。

チェーンリンクにはコメントを求めたが、返答は得られなかった。

分散化が進むエコシステム

またリポートをみると、トークン供給のほとんどは依然として投機に使用されているが、プロジェクトには非常に活発なコミュニティがあり、分散化が進んでいることがわかる。

「チェーンリンクは非常に熱心なコミュニティがある。より多くのユーザーがLINKを蓄積しているという事実は、分散化とアクティブ化が進んでいる非常に健全なエコシステムを示している。私たちのベンチマークは、チェーンリンクのデータを私たちが監視する他の40以上のブロックチェーンと比較し、ネットワーク上でのデイリーのアクティブなアドレスの中央値に関して、チェーンリンクはほかのブロックチェーンよりもはるかに上に位置している」

チェーンリンクの広範な戦略は成果を上げている。これはほかのプロジェクトとの統合や高い時価総額といった具体的な成果につながっている。おそらく最も印象的な成果は、チェーンリンクが仮想通貨オラクルの代名詞となったことだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン