仮想通貨・ビットコインのニュースサイト|コインテレグラフ ジャパン
Brian QuarmbyBrian Quarmby

米商品先物取引委員会、新委員長にマイケル・セリグ氏就任 親仮想通貨姿勢に注目

米商品先物取引委員会、新委員長にマイケル・セリグ氏就任 親仮想通貨姿勢に注目
ニュース

米商品先物委員会(CFTC)に新たなトップが誕生した。マイケル・セリグ氏が月曜日、CFTCの委員長に就任し、約1年にわたり委員長代行を務めてきたキャロライン・ファム氏は同日に退任した。

ファム氏は1月から委員長代行を務め、8月以降は唯一の委員としてCFTCを率いてきたが、月曜日が在任最終日になると述べた

一方、CFTCは、セリグ氏が10月27日にトランプ大統領から指名され、12月18日に上院で承認を受けた後、月曜日に第16代委員長として就任した。

ファム氏の退任により、セリグ氏は当面、CFTC唯一の委員となる。同氏は仮想通貨に前向きな姿勢で知られ、過去には米証券取引委員会(SEC)の仮想通貨タスクフォースで法律顧問を務めた経歴を持つ。

仮想通貨規制で前向きな流れを継続

セリグ氏の任期は2029年4月までで、これまでの「執行による規制」と呼ばれる手法を避け、仮想通貨やブロックチェーンなどの革新的技術の成長を支援する方針を示してきた。

「この重要な局面でCFTCを率いる機会を与えてくれたトランプ大統領の信頼に感謝している」とセリグ氏は述べた。

「新たな技術や製品、プラットフォームが次々と登場し、商品市場への個人投資家の参加は過去最高水準にある。さらに、議会はデジタル資産の市場構造に関する法案を大統領の机に届ける構えで、米国を世界の仮想通貨の中心地として確立する局面にある」

ホワイトハウスの仮想通貨担当補佐官であるデビッド・サックス氏は月曜日、セリグ氏と米証券取引委員会のポール・アトキンス委員長を「明確な規制指針を打ち出すためのドリームチーム」と評した

ファム氏は仮想通貨企業へ

ファム氏は、議会が正式な委員長を承認次第、CFTCを離れる意向を以前から示していた。水曜日には、仮想通貨フィンテック企業ムーンペイに入社する予定だ。

委員長代行としての在任期間中、ファム氏は仮想通貨規制を積極的に支援する姿勢を取ってきた。

退任にあたりファム氏は、「CFTCは責任あるイノベーションと公正な競争を促進するという本来の使命に立ち返り、デジタル資産や仮想通貨、予測市場といった新たな市場や商品への監督拡大に備えてきた」と述べた。

その上で、「マイケル・セリグ氏を第16代委員長として迎えることを心から歓迎する。同氏の実務的で常識的なアプローチは、イノベーションと市場の健全性の適切なバランスを確保するだろう」と語った。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

SEC, CFTC, US Government, Donald Trump