カザフスタン国立銀行(NBK)は、国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)、デジタルテンゲの開発と実装を主導する独立組織を設立した。

9月15日の公式声明によれば、決済公社(NPC)は、カザフスタン銀行間決済センターの再編成である。新しい組織は、銀行間の清算サービス、送金、デジタル認証を含む国の決済システムを監督する。

また、NPCは「デジタル金融インフラ」の開発、デジタルテンゲの実装を担当する。

デジタルテンゲの開発は2023年2月に始まり、2025年にローンチの期限が設定されている。当時、NBKのベリク・ショルパンクポフ副総裁は、伝統的な金融とDeFiの「連携」が金融包摂を促進し、国際貿易をサポートする可能性があると説明した。

現在、カザフスタンにおけるCBDCの試験は、実際の消費者と業者を対象とした管理された環境での試験フェーズにある。このプロジェクトの主要なパートナーの1つは、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスだ。同社はBNBチェーンで試験をサポートしている。

6月には、バイナンスは地元のフリーダムファイナンス銀行と提携し、カザフスタンで規制されたデジタル資産プラットフォームを立ち上げると発表した。このプラットフォームでは、カザフスタンのユーザー向けに仮想通貨と法定通貨に焦点を当てたサービスが提供される

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン