スペインのカタルーニャ自治州の政府が24日のプレスリリースで、行政機関の活動にブロックチェーン技術を導入する計画を明らかにした。

 カタルーニャ政府は「市民へのデジタルサービスを向上させ、行政・企業・市民の間にブロックチェーン技術の潜在的可能性を普及させるために」、ブロックチェーン技術を推進していくという。

 発表によると、カタルーニャ政府のデジタル政策局は今年12月末までに、あらゆる分野の行政機関の活動でブロックチェーン技術を採用するための計画を練り上げるという。

 政府の様々な部局が関わる作業部会によって作られる戦略は、「『ブロックチェーン』分野における人材の開発、育成、理解」を増進させ、同技術の中で将来性や経済的価値が最も高い分野を見極めるためのものだ。

 スペインは既に様々な産業でブロックチェーン技術を利用している。5月には、バルセロナ市がブロックチェーン技術の開発に特化したエリアを創設すると発表。またスペインに本社を置くサンタンデール銀行はブロックチェーン技術の取り組みに積極的だ。最近ではグローバル企業としては初めて株主の議決権投票にブロックチェーン技術を使用した