オランダの金融機関ラボバンクは、米国穀物大手カーギルとアルゴコープ・インターナショナルと、コモディティ取引を円滑化させる目的で、ブロックチェーン基盤のプラットフォームを活用することで合意した。

シンガポール拠点のブロックチェーンプラットフォーム「dltledgers」を使用し、北米から東南アジアへの小麦の取引トランザクションを管理する。1200万ドル(約13億円)規模の取引とされる。

伝統的な処理の場合、同様の大陸をまたぐ取引には最大1か月かかる

しかし同プラットフォームを活用することで、5日間に短縮できるという。カーギルの取引実行を先導するジェニファー・ダビッドソン氏は、以下のように述べている。

「我々はこのトランザクションを、問題解決に共に取り組み技術を活用して取引や追跡、食品安全、栄養面などを含む改善を図る最新の例としてみている。」

ロボバンクの北米のマリオ・コーティンハル氏とシンガポールのオリバー・デジョン氏は、スマートコントラクトの効果で文書処理に費やす時間を最短にできると述べている。

 

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン