仮想通貨カルダノ(ADA)が一時27%上昇し、過去最高値を更新した。時価総額も約4兆円となり注目を浴びている。
カルダノは過去に日本での販売手法をめぐって物議をかもした経緯もある仮想通貨だが、米では大手取引所クラーケンも扱っており依然として一部では人気が高い。一方日本では扱う取引所はなく日本人は購入できない。
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相場の上げ材料になっているのが2月3日に実施されたカルダノのテストネットにおけるMary(メアリー)と呼称されるアップデートだ。スマートコントラクトやマルチアセット対応機能等が強化されている。
要するに今流行りの分散型金融(DEFI)で使われるための布石となるわけだ。
また3月1日にカルダノのメインネット上でも同アップデートが実施されることも共同創業者のチャールズ・ホスキンソン氏によって発表されており、こちらも強気相場に拍車をかけたかたちだ。
Ladies and Gentlemen, the rocket is in the air. Mary will reach orbit in one epoch: https://t.co/7D9WTH68iw welcome to the Mary era: “I was benevolent and good; misery made me a fiend. Make me happy, and I shall again be virtuous.”
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) February 24, 2021
以来ADA現物の取引高および先物市場における建玉が急増。高値更新に至ったわけだ。
一方でこうした相場急騰にあやかった「怪しい活動」にはくれぐれも注意したい。(関連記事「仮想通貨カルダノ、「日本での怪しい行動」で注意喚起」)