カナダのバンクーバー市が、マネーロンダリング(資金洗浄)に使われることを懸念してビットコインATMの禁止を検討している。NextWebが5日に報じた

バンクーバー市のケネディー・スチュワート市長がマネロンへの懸念から完全なビットコインATMの廃止を示唆したという。犯罪者がATMを数千ドル(数十万円)で購入して手持ちの現金を入れることで、事実上タダで資金洗浄をしているケースがあるという。

デジタル通貨関連犯罪の報告数は今年840件に到達し、去年の3倍まで膨れ上がった。バンクーバー市やリッチモンド市は早急な行動を求めているものの、両市があるブリティッシュコロンビア州はさらなる調査をする方針だという。

世界の仮想通貨ATMは、6月5日時点で現在4915台となっており、まもなく5000台の大台に到達する。

一方、先月、スペインでビットコインATMを使ったマネーロンダリングの疑いで8人が逮捕された。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版