米証券取引委員会(SEC)がビットコインETF(上場投資信託)の上場を送らせ続けている一方で、伝統的な取引所を利用しているトレーダーに向けた、異なるエクスポージャーを得る方法ができそうだ。
ビットコインとイーサリアムのマイニング事業を手がけるカナダのハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズ(Hive Blockchain Technologies)は18日、ナスダックに株式上場の承認を得たと発表した。ハイブ社は現在TSXベンチャー取引所でHIVE.Vというティッカーで取引されている。
HIVE is excited to announce today that it has received approval to list its common shares on the Nasdaq Capital Markets Exchange, where it will begin trading soon. HIVE will also retain its listing on the TSX Venture Exchange (TSX.V). pic.twitter.com/6XyEFfSCL4
— H I V E (@HiveBlockchain) June 17, 2021
ウェブサイトの情報によると、同社は現在再生可能エネルギーに注力している。テスラがビットコイン決済を中止した理由としてマイニングの化石燃料を使用したエネルギー消費を挙げるなど、近年急速に注目が集まっている。マイクロストラテジーCEOのマイケル・セイラー氏はマイニングの環境への影響を明らかにするためビットコイン・マイニング協議会を設立した。
「弊社は、カナダ、スウェーデン、アイスランドに再生可能エネルギーを利用した最先端のデータセンター施設を所有しており、ビットコインやイーサリアムなどの新しく発行されたデジタル通貨をクラウド上で生産している。2021年の初めから、ETHとBTCの生産の大部分を蓄積しており、安全なストレージに保管している」
18日のハイブ社の終値は3.05カナダドル、年初に記録した6.8ドルの高値からは大きく下落している。
歴史的に、ビットコインマイニング企業の株価はビットコインの上昇率を凌駕している。コインテレグラフが5月に報じた分析によると、ビットコインが年間で900%上昇したのに対し、マイニング企業大手4社の株価は5000%上昇した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン