カナダ証券管理局(CSA)は1月18日、公開投資ファンドが仮想通貨を取り扱う方法に関する規制の変更案を発表した。検討中の修正案では、公開投資ファンドの仮想通貨に関する活動を制限し、保管に関する基準を設けることになる。
修正案によれば、オルタナティブ投資ファンドおよび非償還可能投資ファンドのみが直接仮想通貨を購入、販売、保有することが許可される。他の投資信託はこれらのファンドに投資することでのみ仮想通貨へのエクスポージャーを得ることができる。投資される資産はカナダの証券規制当局に認められた取引所に上場しているものでなければならず、流動性があることが求められる。
さらに、資産には保険をかけ、コールドウォレットで保管されなければならない。カストディアンの内部管理については、公認会計士による年次レビューが必要とされる。
「我々は、このような(より明確な規制の)方向性が、業界での新商品開発を促進し、同時に適切なリスク軽減策が投資ファンド規制フレームワークに直接組み込まれることを支援できると考えている」と、CSAは述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン