カナダのメディアCBCの報道によると、カナダ政府が支援するマイニング企業グレート・ノース・データ社が破産申請していたことがわかった。マイニングのための電力使用料金も未払いとなっており、資金難が原因とされる。

460万カナダドル(約3億8000万円)の保有資産があった一方で、1320万カナダドル(約10億9000万円)の負債を抱えているという。

カナダのラブラドールシティとハッピーバレーグースベイにマイニング施設を置いている同社は、ニューファンドランド政府とラブラドール政府の事業投資法人も投資。両投資法人は31万3718カナダドル(約2587万円)の債権を負った。

債権者にはカナダ政府参加のカナダ大西洋岸経済推進機関(ACOA)が28万1675カナダドル(約2323万円)の無担保債権者として記載されている。ACOAは2015年に50万カナダドルを投資していた。

グレート・ノース・データは2017年にビットメインから訴えられており、当時の訴訟資料によると、2016年からすでに資金難に陥ったとされている。

現時点ではグレート・ノース・データ社のウェブサイトはオフラインで、アーカイブサイトからデータが閲覧できるのみだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン