米国の株式市場ナスダックに上場している中国のマイニング企業カナンが、米国証券法に違反しているとして集団訴訟を受けている

3月4日にオレゴン地区の裁判所に提出された文書によると、原告側はカナンの財務状況やイニシャルコインオファリング(ICO)に関して米証券取引委員会(SEC)に提出した情報が投資家に誤解を与えるものだったと主張している。

また原告は、カナンの新規株式公開(IPO)の際に引受業務を担った仮想通貨投資会社のギャラクシー・デジタルなども訴訟の対象にしている。

原告側は、カナンがIPO前にこっそり一部の販売会社の名前をウェブサイトから削除したり、顧客の一部がビットコインのマイニング業界での経験がないことなどを問題視している。

カナンは、2019年11月にナスダックに上場。上場時に9000万ドル(約94億円)の資金調達をした。