中国の仮想通貨マイニングマシン大手のカナンCanaan)が28日、ハイテク株中心の米株式市場ナスダックにIPO(新規株式公開)を申請した

カナンはビットメインに次いでマイニング業界2位。ナスダックでのシンボルは「CAN」になる。資金調達額の目標は4億ドル(約430億円)。証券を売り渡すアンダーライターには、仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルのほか、クレディスイス、シティ・グループなどが名を連ねている。

SECに申請された書類によると、カナンは2018年の会計年度に3億9400万ドル(約425億円)の売り上げ、7400万ドル(約80億円)の粗利益を記録。しかし2019年はこれまで4580万ドル(約50億円)の損失を出している。

今月12日、カナンが11月にも米国市場に上場するかもしれないと報じられていた

カナンとビットメインは昨年、香港証券取引所にIPOを申請したが、いずれも失敗した。

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