ビットコイン強気派であり、仮想通貨取引所ジェミニ共同設立者であるキャメロン・ウィンクルボス氏は、マイナス利回りの債券が17兆ドル(約1800兆円)もあると指摘し、ビットコインを持っていた方が良いと主張している。
$17 trillion dollars are currently held in negative interest bonds. 17 trillion reasons why you should own bitcoin.
— Cameron Winklevoss (@winklevoss) 2019年10月17日
「現在、マイナス金利の債券が17兆ドル分もある。これがビットコインを持っているべき理由だ」
キャメロン氏の主張は、IMFが16日に発表したレポートがきっかけとみられる。IMFは世界金融安定報告の中で、マイナス利回りの債券の規模が世界で15兆ドルにのぼると指摘した。またブルームバーグは8月の報道で、マイナス利回りの債券が17兆ドルにのぼるとレポートしている。
キャメロン氏のツイートに対して、ユーザーの1人からは「これほどもの金額をビットコインに移すのは大きなチャレンジだ」とコメント。実際、現在のビットコインの時価総額は1454億ドル(約15兆円)だ。17兆ドルの1%にも満たない。
ビットコイン専門家でトレーダーのトーン・ヘイズ氏は、キャメロン氏と同様の意見をコインテレグラフとのインタビューの中で語っている。
「ますます多くの先進国がマイナス金利を導入しようとするにつれて、多くの人々がビットコインに殺到するだろう」
ヘイズ氏は、マイナス金利に対する人々の嫌気がビットコインの価格を押し上げる長期的な要因になるという分析だ。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版