仮想通貨レンディング会社であるジェネシス・グローバル・トレーディングは1月20日、米ニューヨークで破産法第11条の適用を申請し、FTX破綻の影響を被って倒産した企業の最新事例となった。しかし、仮想通貨コミュニティの関心は、ジェネシスへのエクスポージャーを持っていた他の企業にシフトしている。

ニューヨークの裁判所に提出された書類を引用したツイッターユーザーによれば、ジェミナイ、Bybit、ヴァンエック、Decentralandなど、少なくとも9つの仮想通貨企業がジェネシスにエクスポージャーを持っているという。BybitのCEOであるベン・チョウ氏は、この指摘に素早く反応し、Bybitが実際にその投資部門Miranaを通じてジェミナイに1億5000万ドルのエクスポージャーを持っていたことを明らかにした。

チョウ氏は、MiranaはBybitの資産の一部しか管理しておらず、報告されている1億5100万ドルのエクスポージャーには約1億2000万ドルの担保ポジションがあり、Miranaはすでに清算していると指摘した。また、顧客の資金は分離されており、Bybitの利息商品にはMiranaは使われていないと断言した。

ツイッター上で多くの人がチョウ氏の素早い説明を評価する一方で、この説明に関して疑問を持ち、特に同社の利息商品についてさらなる質問をする人もいた。

あるユーザーは、利息商品と利回りの発生方法について完全な情報開示を要求した。また、別のユーザーはMiranaとの関係を質問し、FTX/アラメダと同様の戦略で運営されているかどうかを質問した

他の人々は、過去にFTXの幹部が同様の発言をしていたことを思い出し、BybitとMarinaの間の取引の確証を求める声もあった