ビットコイン(BTC)は8月2日、39,000ドルを割り込んだ。今回の下落については、最近の上昇に対する必要な反応であるとトレーダーは以前から予測していたようだ。
30000ドル台半ばを維持する必要
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDは2日にビットスタンプで38,915ドルの安値を記録した。
週末の上昇トレンド後、新しい週の始まりは、ビットコインの強気派が規制当局からの新たなFUDに直面した。
コインテレグラフの寄稿者であるマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、下落について必要なものと指摘した。
「これまでの垂直方向の動きを考えると、このまま48,000ドルに向かって動き続けるとしたら、非常に驚くべきことだ」と、自身のYouTubeチャンネルで説明した。
デ・ポッペ氏は、42,500ドルを超える直近の高値まで上昇した際に出来高が少なかったことから、このレベルは「フェイクアウト(ダマシ)」であると主張していた。
下落がより確実になった場合、38,500ドルが潜在的な反発ゾーンを形成しており、34,800ドルから36,000ドルの間のエリアがサポートとして重要であると付け加えた。
記事時点では、BTC/USDは39,000ドル以上に戻っているが、過去24時間で約2%の下落となっている。
オンチェーンの数字が上昇を予感させる
強気の前進を支えるにはボリュームが低い一方で、オンチェーンのデータは、ビットコインのエンティティ(個人や法人、取引所などの市場参加者全体)で回復の兆しを見せている。
モスコフスキ・キャピタルのチーフ・インベストメント・オフィサーであるレックス・モスコフスキ氏が指摘するように、週間平均のビットコイン・ネットワーク・アクティブ・エンティティ数は、5月のBTC価格下落前に見られたレベルに戻っている。
モスコフスキ氏が言うように、「ダンプ(売り圧力)を消し去った」のはこの指標だけではない。BTC供給の強力なホドラーも強力に反発し、非流動性供給が過去最高を記録している。
さらに良いニュースとしては、8月に入ってからビットコインの実現時価総額が再び増加しており、ストック・トゥー・フロー(S2F)モデルを作成したPlanB氏が強気のイベントであると示唆している。
既報のように、昨年6月、実現時価総額は3月のコロナウイルスの暴落による損失を取り返し、現在の強気の相場を生み出した。