仮想通貨取引所大手バイナンスが日本時間で午後9日頃、長引いていたシステムアップグレードを完了し取引を再開した。

 同社はサービス再開と同時に、今後2週間は取引手数料を70%割り引くと発表。「アップグレードプロセスの間に受けた揺るぎなき支援への謝意」だという。

 バイナンスは設立からわずか6か月で世界最大規模の仮想通貨取引所になり、世界に名を轟かせている。アルトコイン人気を背景に、先月は1日で24万件の新規口座の開設があったという。

 今週には同社の趙長鵬(ジャオ・チャンポン)CEOがフォーブスの編纂した仮想通貨界の長者番付に載る等、仮想通貨界の寵児としてスポットライトを浴びた。

 また、今回予定より長引いたアップグレードの過程における趙CEOの対外コミュニケーション技術も見事で、ハッカー攻撃等を心配するユーザーの不安を払しょくするのに一役買ったようだ。