仮想通貨分析企業クリプトコンペアのレポートによると、3月12日と13日に起きた仮想通貨の大暴落によって、スポット市場とデリバティブ市場の両方で過去最高の取引高を記録したことがわかった。

レポートでは3月13日が仮想通貨の歴史上、最も大きな取引高だったと指摘。全ての取引所と市場で、24時間で759億ドル(約8兆2300億円)の活動があったという。

取引のうちの71.5%に当たる543億ドルは「下位層」の取引所で残りが「上位層」からのものだった。

バイナンスとOKExが取引所の中では取引が最も大きい。一方で暴落した最初の60分間の取引の多くはビットフィネックスで発生し、その後コインベース、OKEx、ビットスタンプで起きた。

デリバティブでは3月の月間取引額が過去最高の6000億ドルに到達。前月比で5%増となった。

OKExやビットメックス、フォビ、バイナンスのデリバティブ市場を合わせた取引量は5140億ドルで、市場全体の86%をしめる。

特に新規参入によるデリバティブプラットフォームからの大きな増加があり、バイナンスとFTXは1月に14%を占めていたのが、3月には22%まで上昇した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン