なかなか動かない仮想通貨ビットコイン(BTC)に対してマーケット関係者は痺れを切らし始めたのかもしれない。
ブルームバーグは、最新の仮想通貨ニュースレターの中で、ビットコインは「その価格にゼロを足し続ける傾向がある」とし、2025年には10万ドルに到達する可能性を指摘した。
「もしビットコインが過去と同じような上げ幅を記録するのであれば、幾分かの成熟度が合わさって、1000ドルに新たにゼロを追加するのに要した期間の倍ほどの時間である2025年に10万ドルになる」
ビットコイン は1000ドルから1万ドルになるまで4年の月日を要した。
またブルームバーグは、需給の関係がビットコイン価格上昇の支えになると解説。2100万BTCの供給量のうち90%がすでにマイニングされる一方、グレイスケールなど機関投資家がビットコインの保有を増やしていることを指摘した。
ビットコインのボラティリティ(変動幅)が歴史的に低い水準まで低下する中、ビットコイン価格の大胆予想が増えている。
既報の通り、ブロックストリーム社のアダム・バックCEOは、2022年までにビットコイン時価総額は1兆ドル、価格は5万ドルになると予想した。ビットコインのストックフロー分析で有名なPlanBは、2020年末までに10万ドルに到達を目指してストックフローモデル通りに順調に推移していると述べた。
ブルームバーグの予想は、2025年に10万ドル。バック氏は2022年に5万ドルでPlanBは2020年末までに10万ドルと予想していることから、ブルームバーグ予想が大胆な予想というわけではない。
ちなみにビットコイン100万ドル予想をしていたジョン・マカフィー氏はスペインで逮捕されたことが明らかになった。
ブルームバーグは、短期では年内に2019年の高値である1万4000ドルを再びつけるとみている。
翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン