分散型コンピューティング開発企業ブロックスタックは、アプリマイニングの試験を中断した。2月10日にブログで発表した。様々な課題が幅広くあるためとしている。

同アプリ試験は2018年に展開。ブロックスタック上でアプリを構築する開発者にインセンティブが渡るよう構築されている。2019年は46件から400件とアプリの成長は健全であったが、規模の大きい複雑なプログラム実行において様々な課題があると認めている。

同社は、主要な問題を解決するまでパイロットプロジェクトを一時中断するとしている。問題には、公平な分配、プライバシーを確保した分析、分散型などが含まれる。質の高いユーザー体験を提供する報酬アプリに使用されるランキングメトリックスや、自身の情報とプライバシーのコントロールなどの面を改善する予定だという。

また、ユーザーの情報やプライバシーを使用することなくアプリユーザーのアクティビティを追跡するツールも開発する予定。アプリマイニングの参加者らにスタックス(STX)トークンを公平に分配するツールまたは独立事業体なども検討するとしている。ブログ投稿では以下のように述べている

「ブロックスタックは、アプリマイニングプログラムを実行しなくなる。段階的な改善ではなく、マイニングプログラムの大幅な見直しを検討している。」

ブロックスタックは昨年、米証券取引委員会(SEC)が承認した初のICOで、2300万ドル(約24億円)の調達に成功した。日本のリクルートホールディングスが出資するなどの注目企業だ。リクルートはブロックスタックは従来のパスワードベースの認証よりも、機密保護性能に優れた公開鍵暗号を用いた認証方式を提供しており、「データ漏洩やプライバシー保護に関する優れた仕組み」として評価している。

ブロックスタックのアリCEOは特にアジア市場に焦点を合わせているとコメントしていた。

「私たちは、SECへの提出書類で既に開示したように、別の私募もしくは、SEC承認のオファリングで割り当てる追加の500万ドル以上について、海外の投資家と話し合っている。この追加分のターゲットは、アジアでのコミュニティとネットワークの成長を継続することだ」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン