韓国の官民コンソーシアムが釜山において、ブロックチェーンを基盤としたメディカルツーリズムプラットフォーム構築の意向を発表した。ローンチの日程は今のところ定められていない。

韓国メディア慶南日報によると、この構想は釜山銀行が主導する。彼らは韓国で2番目に多くの人口を誇る釜山において、プラットフォームの立ち上げを目指している。コンソーシアムの主要な目標は、メディカルツーリズムセクターの強化である。

このコンソーシアムには、国立釜山大学病院、東亜大学校病院、高神大学校福音病院、三育釜山病院、そして支払い仲介業者のケーネット株式会社が参加している。

合意書には、地元企業が銀行セクター、特に釜山銀行と協力して、「地域モバイル・メディカルツーリズム・プラットフォーム」と呼ばれるスマートフォン向けのモバイルアプリをローンチすると記されている。

釜山銀行は、すべてのメディカルツーリズム関連の取引、特に美容整形やその他の美容目的の処置を求める人々との取引を、ブロックチェーン基盤のアプリケーションを通して行う意向である。両替や口座開設サービスを提供することによって、これを実現する予定だ。

プラットフォームはまた、患者と釜山の医療機関をつなぐ役割も果たすことになる。

釜山銀行幹部のビン・デイン氏は地元メディアに次のように語った。

「釜山銀行は、釜山を韓国における最高のメディカルツーリズム特区とするために積極的に協力する。我々は、地元のメディカルツーリズムビジネスを再活性化する上で役割を果たしていく」

メディカルツーリズム業界は、アジアにおいてますます人気が高まっている。最近では、韓国の保険会社大手、KB損害保険が顧客向けに、ブロックチェーンを基盤にしたモバイルメッセージ伝達システムを導入する計画を発表した

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン