ライトコインの創業者チャーリー・リー氏は、ライトコインの取引が暗号化メッセージアプリのテレグラムで可能になったと9日、ツイッターで発表した。

 

 弱気市場は導入に向けて動く最適な時期だ。https://www.lite.imをチェックしてみて。LTCをテレグラムで送受信できるよ。SMSでもサポートする予定だ。@ztxrepublic チームのおかげだ 👏 開発すれば何とかなる。導入が鍵だ!

 

 新しいライトコインの試みLite.imは、ブロックチェーンスタートアップ企業のZulu Republicによって開発された。同社はスイス拠点で、DAppsを開発している。同社のブログによると、ユーザーは同社のバックエンドLTC APIシステムを使って、テキストクエリを利用してライトコインのサービスを使える。Zuluは、同社が秘密鍵情報を管理していないと強調している。

 声明では、同社はLite.imは、まずはデフォルトでプライバシーを保護する仕組みのあるテレグラムのアプリで開始する。ユーザーはテレグラムで現在のLTC残高を確認するコマンドを送れたり、LTCをウォレットに送金できたりする。

 将来的には、LTCトランザクションをテキストメッセージ(SMS)でもできるようにする。インターネットの接続状況が悪いところでも使えるようにするためだ。同社によると、世界の人口の64%が、携帯電話を保有しており、インターネット接続があり、スマートフォンを保有しているのは33%のみという。この新サービスは、インターネット環境が悪く、独裁政権による検閲があり、従来の金融システムに取り残された人々をターゲットにしている。ユーザーはライトコインのウォレットを持っていない人、またはウォレットアドレスを知らない人宛てにも送金できる。

 ライトコインは2017年にスタートしたプロジェクトで、時価総額は7番目に大きい。基本的な特徴は迅速で手数料の安い送金が可能ということだ。現在の価格は64ドルとなっている。17年12月には最高値の351ドルを記録した。