仮想通貨イーサリアム(ETH)共同設立者ギャビン・ウッド氏が立ち上げたスタートアップ企業「ポルカドット(DOT)」が、50万のDOTトークンを販売した。調達額は非公開ながら、以前ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じたDOTトークンの時価総額12億ドル(約1293億円)に沿った金額とみられている。仮想通貨系ニュースサイト「ザ・ブロック」が6月27日に報じた

ザ・ブロックによると、ポルカドットの共同設立者Web3財団(W3F)は今回の50万DOT販売を明かしたものの、調達額は非公開とした。ただし、W3Fは今回総トークン供給量の5%を販売しており、先に挙げたWSJの記事通りポルカドットの経営陣は6000万ドル(約65億円)を手にしたものと予想されている。

ポルカドットは、W3Fとパリティ・テクノロジーズが開発に参画。仮想通貨ビットコイン(BTC)をはじめ、様々なブロックチェーンとその他の分散型仮想通貨プラットフォーム・ネットワークの間の相互運用性(インターオペラビリティ)を高める「ポルカドット」を設計した。既報の通り、ポルカドットの技術は2019年第3四半期にローンチ予定としていた。

ポルカドットについては、今年5月の報道店頭取引(OTC)市場を通じて仮想通貨ファンドや投資家向けに販売されているとの報道も出ていた。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版

【関連:イーサリアム共同創設者ウッド氏の仮想通貨スタートアップ