ブラックロックのビットコインETF BTC保有額が300億ドルを突破

ブラックロックのビットコインETF　BTC保有額が300億ドルを突破

ブラックロックの現物ビットコイン上場投資信託（ETF）が300億ドルを超える保有額に達し、世界最大の仮想通貨に対する需要の高まりを反映している。

世界最大の資産運用会社であるブラックロックは、今年1月10日にビットコインETFを開始してから10カ月足らずで300億ドルのマイルストーンに到達した。現在、ブラックロックは41万7000BTC以上を保有しており、今日の評価額で304億ドルを超える。

ビットコインETFの流入は、11月5日の米国大統領選挙を控えて増加している。

ファーサイド・インベスターズによれば、10月29日には、ビットコインETFが8億7000万ドル相当の純流入を記録し、これは3月12日に10億ドルを超えるBTCを集めて以来の2番目に高い流入日となった。

ブルームバーグのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏によると、この300億ドルのマイルストーンはETFにとって「史上最高記録」となった。

バルチュナス氏は10月30日のX投稿で「わずか293日でこのマイルストーンに到達した。以前の記録はJEPIが1272日、GLDが1790日かかった。信じられない」と語った。

ビットコインETFのBTC保有量は100万BTCへ

ビットコインETFは、今後24時間以内に100万BTCを超える累積保有量に達する可能性があるとバルチュナス氏は指摘している。バルチュナス氏は、現在ビットコインETFが約99万6000BTCを保有しているとし、「今日中に100万を超える可能性が高い」とのべた。

これにより、ビットコインETFは11月にも世界最大のビットコイン保有者となり、110万BTC以上を保有するサトシ・ナカモトのウォレットを超える可能性があるとバルチュナス氏は語った。

ビットフィネックスのアナリストは、オプション市場の構造と共和党の大統領勝利の可能性により、2024年末までにビットコインが8万ドルに達すると予測している。