世界的に有名なピアツーピア(P2P)のファイル共有サービスであるビットトレントは8日、独自トークンであるビットトレント(BTT)を使ってダウンロード速度の向上などを目指したビットトレント・スピードを立ち上げた。
ビットトレントは、今年1月に仮想通貨トロンのプロトコルを基盤にしたトークン、ビットトレント(BTT)を発行。ビットトレント・スピードは、BTTで利用者同士をつなげたり利用者に報酬を与えたりすることで、ダウンロードの最適化を測る。
まずはμTorrent Classic Windows版で利用可能になる。現在のところウィンドウズのみで利用可能だが、将来的には対象を広げるという。
プレスリリースによると、ビットトレントは「世界で一番大きな分散型P2Pネットワーク」。アクティブユーザーは1億人以上で、ビットトレントの商品は世界138カ国以上、10億以上のデバイスでインストールされている。
ビットトレントは去年7月、トロンに買収された。トロンの創設者であるジャスティン・サン氏は、ビットトレントについて「分散型ムーブメントの起源」と称賛していた。
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