仮想通貨交換業者のビットポイントジャパン(東京・港区)は6日、日の丸リムジンとともに仮想通貨支払いの実証実験を行うと発表した。羽田空港や成田空港への送迎タクシーでビットコインやビットコインキャッシュ、イーサリアムによる決済を導入する。ビットポイントによれば、ハイヤー大手で仮想通貨決済を導入するのは国内初の事例だという。
実証実験は11月6日から来年1月6日までの期間実施する。東京23区から羽田・成田の両空港への送迎サービスが対象だ。仮想通貨決済をするには、ビットポイントの口座を保有している必要がある。タクシー降車時にビットポイントのウォレットアプリを使って支払う形だ。
タクシーやハイヤーの仮想通貨決済導入は、国内では個人タクシーが一部で導入している事例はあるものの、大手の事業者が導入するケースは日本で初めてだという。
ビットポイントでは今回のケース以外でも、仮想通貨の決済に取り組んでいる。最近では、中古車販売のカーチスとも、仮想通貨決済導入で提携。11月1日からカーチスの2店舗を対象に実証実験を始めている。